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政と源 三浦しをん

墨田区Y町に住む国政と源二郎は幼馴染で、2人とも73歳。

国政は定年まで銀行を勤め上げ、現在は気ままな一人暮らし、と言いたいところですが、見合い結婚した清子さんは家を出ていき長女夫婦の元へ。国政が言うには、「理由も言わず突然出ていった」とのことですが、まあそんなことがあるわけなく、清子さんの言い分を聞くとちょっと、いや結構引きます。

つまみ簪職人の源二郎は、愛する花枝さんを病で亡くし、国政同様に一人暮らし。ただ、徹平という若い弟子をとったため、徹平の年上の恋人マミも出入りし家は賑やかです。そして美容師のマミに染めてもらっている髪の色がスゴイのですよ(笑)

さてさて、この源二郎を取り巻く状況が国政にはちょっと面白くないのです。もちろん除け者にされてるわけではないですが、帰って一人になると寂しいし心細い。でもプライドがあるから素直になることもできず、見栄を張ったりしているのです。

そんなこと源二郎にはまるっとお見通しって感じなんですけどね。徹平とマミも国政のことを慕ってますし、国政はとても幸せだと思います。だってこれ源二郎がいなけりゃ、国政はホントにひとりぼっちですもの。

後半、とある理由で国政は清子さんに猛アタックします。そんな姿に和みますが、これも源二郎たちのおかげ。もっと早くに国政が心を入れ替えていたら、清子さんが出ていくこともなかったかしら、と思うのです。

こちらのお話、オレンジ文庫という女子向けレーベルで出されておりますが、私は是非とも世のお父様方に読んでもらいたい!頼もしい近所の幼馴染がいるとは限りませんし、気づいてみたら周りに誰もいない…、なんてことになったら怖すぎる!そうなる前に是非!

充実したとまではいかずとも、そこそこ楽しい老後ライフを目指して私も頑張ろうと思います。



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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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