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島はぼくらと 辻村深月


瀬戸内海に浮かぶ冴島で育った4人の高校生。彼らをを取り巻く人間関係を描いたお話です。

朱里は父親を亡くし、母親と祖母の3人家族。とても素直な質の子です。

衣花は網元の家の一人娘。美人でお洒落でお金持ちですが、自由はあまりなさそうです。

源樹はIターンで家族と島にやってきました。父親はホテルなどを経営する実業家。イケメンくんです。

新は演劇部に所属しています。頭が良く、文章を書くのが上手いです。

冴島ではIターンを積極的に受け入れておりまして、おかげで若い世代が増えています。彼らの協力もありまして観光客も増加中。この施策を推し進めたのが大矢村長です。

大矢村長は他にも島のおばちゃんたちを促し、冴島の特産品を加工する会社「さえじま」を作りました。その会社の社長は朱里の母です。大矢村長、かなりのやり手でございます。

そんな大矢村長に呼ばれたのがコミュニティデザイナーのヨシノ。島民みんなの相談役で、Iターン組と元々の住民たちの間の溝を埋めたり、「さえじま」を軌道に乗せるために助力したりと大活躍です。

そんな冴島での朱里たちのいつもの日常に影が差し始めます。冴島の子供たちはフェリーに乗って本土の高校に通うのですが、4人は帰りのフェリーで作家を名乗る霧島という男と乗り合わせるのです。

有名な作家の幻の脚本を探しているというのですが、もちろん4人に心当たりはありません。諦めが悪く島を嗅ぎ回る霧島を問題が起こる前に追い出そうと4人は画策し始めます…。

他にもちょっとした事件が盛り沢山。そんな中大事件が勃発します。テレビの取材です!取材対象はヨシノと「さえじま」 おばちゃんたちは大盛り上がり。

しかしそこに水を指すのはが大矢村長です。自分が取材対象でないことにへそを曲げるんですね。周りはみんな思います、「大人気ない」と。

尊敬していた村長の嫌な面を知ってしまった朱里は大ショック。さらにいろんな大人の諸事情も垣間見てしまうのです。でも、まだ大人未満ではありますがお子様からは卒業し、
幼馴染たちの力を借りてではありますが、朱里は大切な人のため動き出します。その行動が幻の脚本へと4人を導くことになるのです。

のんびり田舎ライフを想像していましたが、そうでもなかったです。どんなとこでもいろいろありますねえ。おばちゃんたちのしたたかさに感嘆し、ヨシノの仕事に対する情熱に感動し、朱里たちの若さに嫉妬いたしました。10年後の冴島の話を読んでみたいです。



 
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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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