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有頂天家族 二代目の帰朝 森見登美彦

狸の名門下鴨家の4兄弟は相変わらずでございます。

長男矢一郎は京都の狸界をまとめる偽右衛門になるべく東奔西走し、次男矢二郎は井戸の中の蛙であり、四男矢四郎は偽電気ブラン工場で真面目に働き、そして我らが矢三郎は赤玉先生の面倒をみながらツチノコ探しに勤しんでおります。

至るところで嵐を巻き起こす赤玉先生の愛弟子、半天狗の弁天は金持ちの男を誑かして世界一周旅行へ。おかげで京都の町は平穏無事、かと思いきや100年前に海外へ出奔した赤玉先生の息子であり弟子である二代目の突然の帰朝。京都の狸たちは色めき立ちます。

さらに天満屋とかいう幻術使いが現れ、それに続いて弁天の帰還。年末に向けて金曜倶楽部は忘年会の狸鍋の準備を始め、有馬では陰謀を企てうごうごする怪しい影が…。もうこれでは「嵐よ、どんとこーいっ!」と開き直るしかありません。

こんな中でも狸たちのイベントは盛りだくさん。南禅寺狸将棋大会に、大文字納涼船合戦に、偽右衛門の選挙。狸たちは準備に勤しみイベントを楽しみますが、まあ会場は荒れますね。もうメチャクチャです。

矢三郎はずっと渦中の人ならぬ狸でございまして、揉め事に首を突っ込みまくり、阿呆の血がしからしむところとはいえ、もうちょっと自重してほしいところ。しかしそこを自重してしまっては矢三郎らしくなくなってしまい、何とも複雑な気持ちでごさいます。

今回は狸の恋愛も絡めつつ、相変わらず京都の町はドタバタ大騒ぎでホントに狸の世界は面白い。そして読み終わって思ったこと。天狗の力を失えど、さらに弁天の尻を追いかけてばかりといっても、赤玉先生は偉大であるということです。



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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)