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よるのふくらみ 窪美澄

ある商店街で共に育った幼馴染の三角関係を描いたお話です。

みひろは保育士。実家は商店街で文房具店を営んでおります。昔母親が若い男と暮らすために家を出で行ってしまうという苦い経験をしてまして、後日何食わぬ顔で帰ってきた母親とは今だ険悪な仲。高校生のときから2つ年上の幼馴染圭佑と付き合っていて、今は商店街を離れて同棲中です。

圭佑は商店街の酒屋を改装したコンビニの長男。店は継がずに会社勤めをしています。何が原因なのか夜の営みに問題があり、ちひろはそのことで目下悩み中でございます。

圭佑には裕太という弟がおりまして、一流企業に入社しながら肌に合わずに退社。現在商店街の不動産屋で働いています。昔からちひろが好きだったのですが、悲しいかな兄に先を越されてしまいました。

この兄弟のお父上がイケメンでしてとてもオモテになりました。よって女性が寄ってくる→不倫となりまして、お母上は苦労していたようです。3人とも家庭内に問題があったわけですね。まあ裕太は気にしてなかったようですが…。

1話ごとに語り手が変わるので、この幼馴染の三角関係を3方向から眺めることができます。これがまた語り手によって随分と印象が変わるんですよね。

私の場合、圭佑が特にそうでした。みひろと裕太のみだったら正直圭佑のことは大嫌いになっていたと思います。だってホントにいけ好かないのだもの。

でも結構苦労してるんですよ。父親は浮気してるし、弟はデリカシー無いし(中学生の頃の話ですけど、これホントに酷いんですよ!)、みひろと結婚が決まってもあっち方面で満足させられないし…(これも本人にとっちゃどうしようもないことだし)ちょっと同情してしまう…。

もっとドロドロしてるかなあと思っていましたがそうでもなく、後味も良かったてす。彼らの愛する商店街がシャッター商店街にならないことを祈ります。



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Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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