FC2ブログ

記事一覧

パラドックス13  東野圭吾

警視庁管理官の久我誠哉は、強盗殺人事件の犯人グループのアジトを突き止め、取引に向かう犯人たちを一斉逮捕しようという正念場に立っておりました。

そこへ捜査一課長から奇妙な指示が。犯人たちがアジトから出て来るであろう時間、1時からの20分間は捜査員を動かすな、と言うんです。

さらに誠哉を悩ます案件がもう一つ。それは所轄の刑事である彼の弟冬樹です。正義感からか不満からかは知りませんが、呼ばれてないのにアジトの裏口に近づき、自ら犯人を逮捕しようと躍起になっております。さらに、裏口に捜査員が配置されていないじゃないかと得意になっているのです。

「いやそれ君に見えていないだけだから!お兄ちゃん、ちゃんと考えてるから!」と読んだ方は冒頭の冬樹に苛つくことでしょう。案の定、お兄ちゃんは撃たれてしまい、犯人が乗るオープンカーにしがみつく冬樹にも銃口が向けられて、ああもう絶体絶命…。

と、ここまで来ると刑事物かと思われるかもしれませんが、違います。このお話はサバイバル物です。

なんと気づけば冬樹の周りに犯人を含む人間が誰もいなくなっているのです。乗り手のいなくなった車は暴走して事故を起こし、料理人がいなくなった調理場からは火の手が上がり、さらにパイロットがいなくなった飛行機が空から降ってきます。

冬樹は誠哉を含む数名の男女と合流し、あちこちで火災が起きる中、安全な場所を求めてさまよいます。が、こんなのまだまだ序の口。彼らの置かれる状況は日に日に過酷になっていくのです。

政府の首脳陣や科学者たちを悩ませるP-13現象。この現象の本質をつかむことが生存の鍵となります。さてさて冬樹たちは生き残れるのか?世界はどうなってしまうのか?最後まで目が離せません!




にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村





人気ブログランキングへ








関連記事
スポンサーサイト



プロフィール

コザクライン娘

Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

カテゴリ