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遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪 桑原水菜

無量は依頼を受けて大分へ。学生を指導しながら、神社の境内にて円墳を発掘していきます。温泉と美味しい食事にウハウハでございます。

指導する学生の中で異色を放っているのが斗織です。風貌はヤンキーですが、仕事ぶりは真面目で技術も文句無し。そんな彼が鬼面を見つけ掘り出します。

さらにその下にも何やら埋まっている痕跡があり、では翌日に掘り起こそうとしていたところ夜のうちに何者かに持ち去られてしまうのです!

そして現場には黒曜石の石匙が残されておりました。警察は当てにならないので、無量たち自ら盗まれた遺物を取り戻そうと奔走します。

国東半島の六郷満山には修正鬼会という五穀豊穣・無病息災を願う行事があります。昔は各寺で執り行っていましたが、現在は3つのお寺のみとなってしまったそうです。

この修正鬼会とは違いますが、地元の伝統的なお神楽の保存に尽力している青年が出てきます。地元(田舎)から出られない自分を卑下しているのですが、彼の方こそ貴重な存在。伝統文化が無くならないことを祈るばかりです。

ところで忘れていましたが無量の移籍問題はどうなったんでしょう?焦らしますねえ。



遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪 (角川文庫)





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