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家守奇譚 梨木果歩

『金曜日の本屋さん』を読んだのがきっかけで再読しました。


再読して気づいたのですが…、この話は京都が舞台だったんですね!前に読んだのが京都に移り住んですぐの頃だったので、全く気づきませんでした。

まず「疏水」で「んっ?」となって、一乗寺で確信に至りました。住んでみないと分からないものですねえ。

時代は明治。主人公綿貫は駆け出しの文筆家です。彼は亡き友、高堂の実家に家守として住み始めます。

綿貫の周りでは妖しい出来事が多々起きます。河童に人魚、狸に狐、カワウソに言葉を解する飼い犬、それに床の間の掛け軸から現れる友人などなどもうてんこ盛り。

どうもこの世界ではこういった異常な出来事が常識のことのようで、綿貫の周りの人たちは彼にいろいろ教えてくれます。

この不思議な雰囲気がとても心地よく、魅力だと思います。桜が咲けば佐保姫の、紅葉が色付けば竜田姫の訪れを思う。昔は神様がとても身近だったのですね。

桜や紅葉だけでなく、疎水の水が流れ込む野趣あふれる庭に咲く花々。隣の奥さんからのおすそ分けのご飯。散歩に行った先での景色。四季の移ろいを寒暖差だけでなく感じられるのが羨ましいです。憧れます。





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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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