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神と王 亡国の書 浅葉なつ

生まれ育った弓可留を滅ぼされ、大切な人たちを殺され1人逃亡生活を送る慈空。ひなびた宿で働きながら、王太子留久馬に託された宝珠「弓の心臓」を守っていました。

しかし、弓可留の宝珠を探していた風天と日樹に見つかり森に逃げ込むことに。この世界では樹木が病狂となり人間を襲うことがあるのですが、案の定慈空は襲われてしまうのです!

地味で頼りない印象の慈空ですが、もう1つの宝珠「羅の文書」を取り戻すため危機を救ってもらった風天、日樹、あともう1人瑞雲と行動を共にすることで大きく成長することになります。

強くてカッコイイ風天たちに目が行きがちですが、後半の敵国沈寧の王太女薫蘭に語りかける慈空は、いやもうとても素敵でしたよ。どうしようもなくクズな父王と弟たちに囲まれながらも、自分が王になり国を良くしようと何とか踏みとどまっていた彼女が行動を起こす契機となるのがことごとく慈空なんです。もうこれは運命!?

出自も性格も全く違う4人がどういう冒険をするのか、この世界の神とは何なのか、そして冒頭のイザナギ・イザナミの国造り神話がどう関わってくるのかとても楽しみです。

今回は風天の正体に驚かされましたね。彼のけったいな服装からは想像できない…。美麗なイラストをよくよく見れば確かにこれはすごいな。彼がその立場にたどり着いた経緯や、日樹と瑞雲と出会うきっかけも是非読んでみたいですね。







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