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蜜蜂と遠雷 上・下 恩田陸

芳ヶ江国際ピアノコンクールにて天才たちがお互いに影響を与え合いながら、成長していくお話です。

メインとなるコンテスタントは4人。

昔プロとして活動し、母親の死をきっかけに表舞台から消えた亜夜。現在は音大に通っています。
優勝候補とされるマサルは、このコンクールの審査員であるナサニエルに師事しています。とってもチャーミングで人気者です。
塵はオーディションにてその自由奔放な演奏で審査員たちのど肝を抜きます。(この時の審査員たちは音楽界では自由奔放の部類に入る人たちでした)しかもピアニストたちの崇敬を集め先日亡くなったホフマンの折り紙付きです。
明石(名字ではなく名前です)は今回のコンテスタントの中では最年長。楽器屋で働き、結婚し子供がいます。

亜夜、マサル、塵の3人は周囲を圧倒するような天才ってやつです。一方明石は非凡ではありますが、プロを諦め就職しています。芳ヶ江も記念受験のようなものです。

寝不足になりながら仕事の合間に練習し、葛藤している姿を見ていますと彼を応援したくなります。

そして応援したくなった人がもう1人おりまして、演奏順がトップになってしまったアレクセイです。1番の人は予選を勝ち抜くのが難しいと言われているらしく、くじ引き後はもう真っ青で可哀想になってしまいます。彼がどれだけ頑張るか結構見物かと。

他にもコンテスタントの関係者や審査員、記者、ステージマネージャーに調律師と、いろんな目線でコンテストや演奏について語られていきます。

コンテスタント全員に心配りながらステージを進行していくステージマネージャーの田久保さんと、塵の突拍子もないリクエストに驚きながらも全力を尽くす調律師の浅野さんが格好良かったです。

音を1つとして使うことなく文字だけで音楽に魅了させるお話でした!音を聴いても音としてしか認知できない自分の感性が悲しくなります。











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Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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