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慶應本科と折口信夫 いとま申して2 北村薫

シリーズ第2弾。

こちらは北村さんがお父様の日記を元に書かれた小説です。お父様はなんと慶應ボーイ!お坊ちゃんですね。今回は予科最後の年から本科卒業のあたりまで。

お父様はかの折口信夫氏に指示していました。すごいですよね!私なんかでも知っている先生ですよ!読んでいると戦前の大学生活ってこんなんだったのかあ、と思います。

でも何か学校が緩い…。あ、楽ということではないのです。進級も大変ですし、卒論を書く過程も私などとは比べてはいかん!と思うくらい高度であります。

緩い、というのは学校側の管理体制とでもいいましょうか。新年度になっても進級できているか分からんとかありますか!?今だったら大騒ぎになるのでは?と思うのですよ。

さて、お父様は歌舞伎が大好きでありまして、その話がよく出てきます。歌舞伎好きな方にはたまらないかもしれません。何代目〇〇とかたくさん出てきて、全く予備知識の無い私にはなかなかハードでありました。

この時代、稀に見る不景気でありまして、お父様のお家も多額の借金を抱えることに…。お金がなくて四苦八苦する訳ですが、その割には歌舞伎をよく見に行っています。

それだけでなく、かの銀座でお昼を食べたり、鰻を食べたり、研究とは関係の無い本を買ったり、コートを買ったり…。

お金が無いと言いながらも、あまりの危機感のなさにずっとツッコミを入れながら読んでおりました(笑)

物語としても、当時を知る資料としてもとても面白く読ませていただきました。就職先はどうなったのですかね…。すごく気になります!





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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)