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京都伏見は水神さまのいたはるところ 相川真

のんびりマイペースな高校生ひろは、目まぐるしい東京での生活に馴染めず、京都伏見の蓮見神社に暮らす祖母のもとで暮らすことに。

幼馴染でご近所の酒蔵の息子、大学生の拓己は面倒見がよく人気者。もちろんイケメン。ひろのことも何くれとなく世話を焼いてます。

祖母曰く、「ひろは水神様の加護を受けている」そうでして、人ではないものの声を聞いたり、危機に陥ったときは水が助けてくれるのです。

このことを知っているのは祖母と拓己だけ。祖母はともかく拓己がこのことを信じることができるのは、彼の家の酒蔵が神様への特別な御神酒を作っていてちょこちょこ不思議な経験をしたことがあったのと、ひろは嘘をつかんという信頼があるからなのです。

本来の姿でいることができるようになり、落ち着きを取り戻したひろのもとにしろと名乗る青年が現れます。初めてあったはずなのにしろはひろのことを知っているようなのです。

随分とひろに馴れ馴れしいしろに拓己はたいそうご立腹。さらにひろの警戒心のなさと人間とは違うしろの底の知れなさからもう心配でたまりません。

そんな、ひろ、拓己、しろの3人で、蛙の姿をした池の神様や恋する古木の神様、迷子の雷様の子供などが起こしたトラブルを解決していく、というお話です。

後半、しろの過去が語られるのですけど、これがまた切なくて…。ひろは、人間に顧みられることのなくなった孤独で寂しがり屋の神様が見つけた希望の光だったのですよ。だからこそ彼女にひどく執着していて、見ていてどうにも危うい。

すっごい人見知りのくせに、しろには全く警戒してないひろのそばにいる拓己の気苦労はいかばかりか…。どうにか丸くおさまってほしいものです。







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拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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