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天平の女帝 孝謙称徳 玉岡かおる

配流先から戻って来た和気広虫が、孝謙称徳天皇との思い出を振り返りつつ、女帝が残した草案を実現するため奔走する歴史小説であります。


また女帝が亡くなることにより広虫は都に帰れたのですが、この女帝の死には不審な点が…。その謎を広虫と吉備真備の娘の由利とで追っていくというミステリ要素も含まれております。

称徳天皇といえば道鏡事件で有名です。女帝がお気に入りの僧道鏡を天皇にしようとして、宇佐八幡宮にお伺いを立てるのです。このお伺いを立てに奈良から九州まで遥々旅したのが、広虫の弟清麻呂。

しかし戻ってきた清麻呂が携えてきた神託は女帝の思惑に沿わないものでありましたので、狭虫、穢麻呂と改名させられ姉弟それぞれ配流となってしまったのです。

天皇と僧のスキャンダル、それに巻き込まれた憐れな姉弟といった感じで語られることが多いこの事件。私もそのような認識でいたのですが、読後に女帝と道鏡が邪魔だった人たちの情報操作に欺かれていたのかっ!?と思うように。

孝謙称徳天皇ってどんな人だったんでしょうね…。天智系天皇の復活やら、女性の天皇の廃止などといった思惑のために本当に彼女の名がおとしめられたのだとしたら、とても悲しいことです。






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