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泣き童子 三島屋変調百物語参之続 宮部みゆき

故郷川崎宿で悲しく怪しい事件に巻き込まれたおちか。傷心の彼女を見かねて、両親は江戸で袋物を商う叔父夫婦のもとにやります。

叔父の留守中に客の対応をしたおちかは、彼から普通外では語れないような体験談を聞くことに。

これが三島屋の変わり百物語の始まりです。
以降、三島屋の黒白の間に客を招き、おちかは彼らから話を聞くことになります。内に閉じこもっていたおちかの心は外に向き始めるのです。

そして少しづつ元気を取り戻し、江戸での2度目の冬を迎えた3巻目。今回も三島屋では黒白の間に客を迎えます。

行き過ぎた悋気を戒める「魂取りの池」
山津波で行方不明になった幼馴染と夢の中でかくれんぼする「くりから御殿」
悪意を感じ取り泣き続ける子供の悲劇「泣き童子」
おちかたちが余所の怪談語りに参加する「小雪舞う日の怪談語り」
山村にて人を喰らう化物と対峙する「まぐる笛」
二十四節気ごとに自分の顔を貸すことになった男の話「節気顔」 

以上6話が収録されています。

「まぐる笛」だけちょっと異質でした。怪談というよりパニックホラーという感じでしょうか。まぐるというとかげみたいな化物が、人間をバクバク食べていきます。そして倒し方がエグいこと…。

一番好きなのは「小雪舞う日の怪談語り」です。冬場だけ働きに、農村から初めて江戸に出てきた少女を見守る周りの大人たちと、「おこぼさん」にほっこりします。

それに怪談語りで語られる話が4話もあってお得感があります(笑)

このシリーズも3巻目となりましたが、おちかちゃんの恋バナが進まないのがじれったい。寺子屋の若先生とちょっといい感じなのに今回も進展なし。次巻に期待です(^_^)





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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)