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江ノ島西浦写真館 三上延

江ノ島にある先日亡くなった祖母の写真館を整理することになった繭。そこで缶にしまわれた見渡しの写真を見つけます。

そして祖父の注文した写真を受け取りに来た真鳥秋孝と知り合うことに。彼は江ノ島の別荘に滞在しており、つまり金持ち。しかもイケメン。繭との関係が進むか否かが気になるところであります。

この二人を中心に写真に関する謎を解いていくお話でございます。

主人公の繭は影があり、普段は大人しいのに写真のこととなると饒舌に語りだすという、ちょっとビブリア古書堂の栞子さんと似たタイプ。ですか、大学時代のとある事件で自分の撮った写真が幼馴染の人生を狂わせてしまい、写真を撮ることを一切やめてしまいます。

一方秋孝はといいますと、こちらは家庭の方に問題が。祖母は認知症、父親はマザコンをこじらせております。さらに真鳥家は深い闇を内包しているのですが、ネタバレになってしまいますのであしからず。

そしてもう一人の重要人物が繭の幼馴染の流依です。幼い頃はとある宗教団体で育ち、親戚に引き取られたものの、心を開けるのは繭のみでありました。キレイな顔立ちであったため、繭の写真がきっかけで芸能界入りするのですが、件の事件依頼所在不明となっております。

彼ら3人がそれぞれの問題に向き合い、前に進めるのか否か…。

正直、繭の大学時代の姿は痛すぎる…。「私を見て!」病っていうんですか?ところ構わず、相手のことは考えず自己主張しまくり、「あー…」とうなりながら読んでいました。

でもそれは若気の至り。繭は猛省してます。もっと痛いのがいるのです。マザコン秋孝父でありますよ。その姿に何度引いたか…。周囲の被害も相当なもの。まあ、この人相応の報いを受けていますけどね。

こんな人現実にもいるのかしら?と思いましたが、もっとスゴイ人がきっと存在するんでしょう。なにせ現実は小説より奇なりですものね。




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拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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