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あの家に暮らす四人の女 三浦しをん

東京都杉並区善福寺川近くの洋館に住む4人の女性+1のお話です。

牧田佐知はアラフォーの手芸作家。ずっと家にいるせいかちょっと外出が苦手な模様。人のことは言えぬ私ですが、服装選びがぞんざいです。

佐知の母、鶴代は家庭菜園と伊勢丹での買い物が大好き。生粋のお嬢様でありまして、意志を曲げることがなく人に命令しなれているところがあります。

雪乃は佐知の友人で保険会社に勤務。美人なのですが、印象が薄くいつも誰かと間違われます。

多恵美は雪乃の後輩。ストーカー化した元恋人から逃れるために牧田家にやって来ました。ダメ男にどうにも惹かれるようで、元恋人に強く拒否できない様子。

+1は牧田家の敷地内にある通称守衛小屋に住む山田老人です。佐知と鶴代を守ることを使命とし、高倉健をこよなく愛しております。

女の集団でありがちのギスギスドロドロしたところがなく、帯にあった通りの愉快な共同生活でありました。血がつながっているのが佐知と鶴代だけで、程よい距離感が保てているのが良いのではないかと。

ある日牧田家の開かずの間の扉を、雪乃がどこで覚えたのかピッキング。ホコリにまみれた部屋の掃除を始めます。

しばらくすると家中に響き渡る雪乃の悲鳴。佐知と多恵美が駆けつけると(鶴代は伊勢丹に買い物に出かけて不在)、河童のミイラが箱の中に横たわり、両目をかっぴらいているのでありました。

まさかこの河童が出ていったという父親?ということは佐知は河童と人間との間の子供?まさか鶴代が河童の父親を殺…っ!?

と、恐慌におちいる3人の様子がホントに愉快で愉快で。だったんですけども、あまりに誰も正気に戻らないもので、「ミイラに目は入ってないからね!明らかに人の細工が入ってるから!!誰か戻って来〜いっ!!」と私は叫んでおりました。もちろん心の中で。

そしてこの河童(川太郎と命名)はラスト近くでまさかのご活躍。このために牧田家にやって来たのか!と思わず膝を打ってしまいました。

他にも面白エピソード盛りだくさんです。こんなんだったら女だらけの同居生活も悪くないですね。





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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)

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