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営繕かるかや怪異譚 小野不由美

海の近くのとある城下町で起きた怖いお話でございます。

叔母より継いだ家の開かずの間。何度締めてもいつの間にか襖が開いている「奥庭より」
屋根裏に何かがいると少し呆け始めた母親が訴える「屋根裏に」
祖母より継いだ袋小路の最奥の家。その家に向かって喪服の女が雨の日ごとに近づいてくる「雨の鈴」
引っ越し先の家に自分にしか見えない老人が現れる「異形の人」
社が傍に立つ古井戸がある家。夫が勝手に社を取り壊し、井戸から何者かが出てくる「潮満ちの井戸」
格安で親族から借りた家。その家のガレージにとめている車不調が続く「檻の外」

以上6編です。

いやはや、最初の1ページ目から怖〜い雰囲気をかもし出しておりまして、正直ビビリました。

どのお話でも古い家が出てきます。古い家には禍根がつきもの。その禍根による傷を繕うのが営繕屋かるかやの尾端です。彼は怪異を滅するのではなく、怪異で人の営みに支障がでないよう家を作り変えます。

尾端はまだ若いのですけど、怪異を引き起こす人ならざるものの道理というか理屈というか、そういったものに詳しいのですよ。昆虫や動物の生態や、天気に詳しいのと近いような…。このお話の中では怪異が自然現象なのかもしれません。

ウイルスのようなものでしょうかね。尾端は特効薬は持って無いけど、対処療法で頑張るお医者さん。彼が来たらもう大丈夫!

でも私の周りにゃそんな人はいないですからね。古くてやたらとお安い家には気をつけよう。あとお社や井戸にも要注意ですね!

そういえば「かるかや」ってどういう意味なんでしょう?



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コザクライン娘

Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)