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蜃の楼 和智正喜 

京極夏彦「百鬼夜行」シリーズの2次作品です。シェアード・ワールドというのだそうですよ。

今回は、小説家の関口が主人公であります。

この関口さんが初の長編「蜃の楼」を上梓されたとのこと。蜃とは蜃気楼を生み出す妖怪でございまして、巨大な蛤、もしくは竜の姿をしているのだそうです。

ただその本を出したのが、いつもお世話になっている京極堂の妹敦子ちゃんが勤める稀譚舎ではなく、聞いたことのない出版社とのこと。うーん、なんかモヤっとします。

そしてこの本が事件に巻き込まれるきっかけとなるのですが…、その事件とは都内で起きている連続行方不明事件。行方不明になっているのはいずれも成年男性でありまして、霞のように突如消えてしまったのであります。

いずれの現場にも「蜃の楼」が落ちているのですが、関口さんには全く覚えは無いのです。そこで担当編集者の桜木といつものお仲間と被害者の関係先を回ることになるのでございます。

まず押上に向かいますと目の前には東京スカイツリー。む、スカイツリーっ!?「百鬼夜行」シリーズって私が生まれる前の設定でしたよね?ああ、もしかして文字ではわからないけれど皆様ご老体?でも、木場修が現役の刑事でいらっしゃる。どゆこと?

という感じが後半まで続きます。場所や時代を行ったり来たり、意味が分からずずっとモヤモヤ…。関口さんとお仲間との会話も噛み合わず、モヤモヤ、モヤモヤ…。

何やらこのモヤモヤ感、関口さんの印象に近いなあと思っていたら、種を知ったらそれも納得。蜃気楼の話だけにずっと霞を追いかけるようなお話でございました。



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Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)