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明治・妖モダン 畠中恵

元号が明治に変わって20年。銀座にはアーク灯が夜陰を照らし、煉瓦造りの堅牢な建物が並ぶようになりました。

ですが一歩通りを奥へ入れば、そこには江戸と同じ町並み。夜に外を歩くには提灯が必要なのであります。

そんな煉瓦街の一角に掘っ立て小屋が立っておりました。そこは何って、銀座界隈の治安を守る巡査の待機場所、つまり派出所であります。

巡査の原田と滝が詐欺師とかっぱらいの少年相手に、牛鍋屋百木屋で起きた事件を語る「煉瓦街の雨」
百木屋の常連赤手が拾った子供は美しいうえダイヤモンドを所持。異常な速さで成長してする彼女の親を探す「赤手の拾い子」
未解決事件の犯人を妖に仕立てる新聞記事が増えてきた中、江戸橋の袂で5人の遺体が。犯人は妖か?人間か?「妖新聞」
原田と滝に妖怪さとりをよく知る人を探して欲しいという男。彼の思惑とは?「覚り、覚られ」
夫に死なれて誰もいない実家に帰ってきた花乃。若い頃恋仲だった男を探し始めた彼女の前に現れたのは、当時の姿と全く変わらない同姓同名の滝巡査でありました。「花乃が死ぬまで」
以上5つのエピソードになっております。

妖物ではありますが、皆さん人の身にやつしております。よって、きゅいきゅい、きゅわきゅわと鳴く子らは出てまいりません。

あと人がやたらと死にます。同じ妖物でも「しゃばけ」シリーズとは雰囲気の違うお話です。和みを求めて読んだらいけません。ご注意を。

「妖新聞」なんて「この人が!!」とホントショックで…。しばらく立ち直れませんでしたよ。いろんな意味で期待を裏切ってくれたお話でありました。



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Author:コザクライン娘
しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)