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かたづの! 中島京子

江戸時代唯一の女大名八戸祢々のお話でございます。

彼女のそばにずっといた「かたづの」によって語られます。はてこの「かたづの」とは何ぞや?

漢字で書くと「片角」 元は一本角の雄の羚羊です。祢々が若い頃出会い城に通うようになった彼は、寿命で死んだあとは角を切り取られ、祢々のお守りとなりました。

角だけになってからは不思議な力が備わり、いろんな噂が聞こえるように。それもかなり遠くものも聞こえるので、語り手として適任としかいいようがございません。

さらに人間に乗り移って語ることもできるのです!こりゃ「かたづの」大活躍か!と期待しておりましたところ、ウ~ンイマイチ?

祢々は生まれ故郷八戸を離れ遠野へと移ることになるのですが、遠野といえばやっぱり河童ですよね。河童も出てきますよ。何と祢々は河童の親分に惚れられてしまうのです。

これは河童たちが祢々を助太刀して大活躍か!と期待に胸ふくらませておりましたところ、ウ~ンちょっとがっかり?

かたづのと河童の活躍がもっと見たかった…。

でも1つ嬉しかったことが。知っている河童が出てきたのです。その名は祢々子。「しゃばけ」シリーズに出てきますよね。

祢々に似ていることから河童の親分に嫁ぎ祢々子と名付けられたのですが、いろいろあって利根川まで南下し女親分に!こんなところで祢々子の過去が分かるとは…。何とも奇妙なご縁です。

まあそこらへんは置いといて、普通ではない女領主になっただけあって、祢々の人生は大変波乱万丈でございました。ほんとに強い方だと思います。ただ何かとすぐに刀を抜きたがる男どもを、言葉の限りを尽くして(陰で)罵倒する祢々はちょっと可愛かったです。



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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)