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荒神 宮部みゆき

東北の山間に住む人々が人食いの怪物と対峙するお話です。『泣き童子』に出てきた「まぐる笛」を思い出します。爬虫類が苦手な方は要注意。

将軍徳川綱吉の頃、今でいう福島県のあたりに香山藩と永津野藩という小藩がございました。この二つの藩、今までにいろいろとありまして非常に仲が悪い…。曽谷弾正という男が永津野の殿様の側近になってからは、さらに関係が悪化しておりました。

香山の北部、すなわち永津野寄りのところに仁谷村がございます。そこが件の怪物に襲われ壊滅。向かわせた番士からの連絡も途絶えます。

一方、永津野の香山寄りに名賀村がございまして、曽谷弾正の妹朱音が身を寄せておりました。苛烈な兄と違い、聡明で優しい朱音は村人に慕われています。

彼女の住む溜屋には使用人の他に、宗栄という武士が逗留しておりまして、彼は何と裏山で怪我をした少年を拾ってきます。その少年蓑吉は仁谷村から命からがら逃げてきたのです。朱音は蓑吉を溜屋で匿うことに。

蓑吉を迎えた溜屋の生活はとても和やかで心温まるものでしたが長くは続きません。そう、怪物の襲撃です。

この怪物には矢も刀も鉄砲も利かず、動きは速いし、舌はびよんっと伸びるし、肌を焼く液体を吐くし、どうやって倒せば良いのやら…。

しかも、いくら食べても腹は満たされず、胃の中がいっぱいになるとぺいっと吐き出し、また人を襲うのですよ。そう、この怪物は人しか食わんのです。過酷過ぎですよ。

こんな状況ではありますが、武士だけでなく村人たちも怪物に果敢に立ち向かいます。中でも活躍したのが蓑吉少年でしょう!

賢いし、度胸があるし、健気だし、ホントに良い子なんです!確かに宗栄様は頼りになりますし、香山藩の小日向様は美形かもしれませんが、私は蓑吉少年がイチオシです!

ところでこのお話、ドラマ化するそうです。怪物はCGでしょうか?BSなので見られないですが、どんなふうになるか興味あります。ただ、ぺいっとするところはカットして欲しいですね(笑)




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しがない本好きでございます。
拙い文章ですが、お許しください(;´Д`)