ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ 三上延
- 2020/09/05
- 11:34
まず扉子ちゃんが産まれる前のこと、2012年に盗まれた横溝正史の幻の小説「雪割草」を取り戻して欲しいとの依頼がまいります。依頼主は元の持ち主の姪の清美。元持ち主は先日亡くなっており、清美の従兄の乙彦が貰い受けることになっていました。どうにも怪しいのが清美と乙彦のそれぞれの母親初子と春子。この2人は子供でも見分けることが難しいそっくりな双子でございます。そして仲の悪いことこの上ない。栞子たちの前でも2人で...
ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち 三上延
- 2019/01/19
- 23:20
なんと!栞子と大輔が結婚してました!しかも子供が産まれている!!もうすぐ6歳の扉子です。外見は栞子そっくり、本が大好きなところもそっくり、本が好きすぎて友達がいないところもそっくり…、というちょっと最後は心配なところのある扉子ちゃんであります。もっと人間に興味を持ってもらおうと、栞子が扉子に古書が引き起こした出来事を語ってあげるのが今作。懐かしい人たちが登場いたします。(旦那の大輔は海外出張中)一...
江ノ島西浦写真館 三上延
- 2018/12/04
- 20:51
江ノ島にある先日亡くなった祖母の写真館を整理することになった繭。そこで缶にしまわれた見渡しの写真を見つけます。そして祖父の注文した写真を受け取りに来た真鳥秋孝と知り合うことに。彼は江ノ島の別荘に滞在しており、つまり金持ち。しかもイケメン。繭との関係が進むか否かが気になるところであります。この二人を中心に写真に関する謎を解いていくお話でございます。主人公の繭は影があり、普段は大人しいのに写真のことと...
ビブリア古書堂の事件手帖7 三上延
- 2017/03/12
- 21:48
このシリーズもついに最終巻です。今回のテーマはシェイクスピアでございます。五浦くんがビブリア古書堂で働き始めて1年、…ってまだ1年⁉ もう3年くらいたっているかと思っていました。随分と濃い1年でしたね。店主の栞子さんとのお付き合いも始まり、順風満帆かと思いきや、何やら金銭的に厳しいご様子。そんな時、吉原とかいういけ好かない男が店にやってきます。吉原は栞子さんの母方の祖父久我山尚大の最後まで残った弟子。何...